また 素敵な本に 会えた
2週間に一度、子供達と通う図書館。毎回15冊借りるのだが、その中に一冊 私好みの本を入れてもらった。(娘2人で7冊ずつ、15冊借りれるので、1冊 私が選ぶとケンカにならずに済む、、、)
本の名前は
霧のむこうのふしぎなまち
ピエロの柄の着いた、水玉模様の傘が飛んでいく
風で跳ね上がる帽子を片手で押さえ、もう片方の手には旅行鞄。
涼やかなワンピースを着た少女が 傘を追いかけている。
夏の風、空、緑、旅行、不思議なまち
やっぱり イラストに惹かれ、 タイトルにくすぐられた。
主人公は小学6年生のリナ。 お父さんのすすめで 夏休みを霧の谷で過ごすことに。
電車を乗り継いで進む 初めての一人旅。 たどり着いた駅は田舎の村。 (私はとなりのトトロが好きだ。幼い頃、よくおばあちゃん家に連れて行ってもらった。 道中の田舎道、車の中から “草壁ですー、引越してきましたぁー!” と 映画を真似て 車から叫んだものだ。 そんな思い出が重なる。)
緑いっぱいの自然の中、一本道をゲンじいさんの耕運機に乗って進む。
(ん?)
そして迷い込んだ 物語の舞台、 霧の谷のめちゃくちゃ通り。
(んん?なんか見たことのある景色、、、 そうだ、読んだことある! 小さい時に読んだ。 子供達に読み聞かせながら、リナから見える景色が、過去に見た景色とぼんやりと重なる。)
めちゃくちゃ通りの住人達は、文字通りめちゃくちゃでワクワクさせてくれる。
テンポの速い展開が、私を次へ次へと誘ってくれて心地よい。
下宿先のピコットおばさんは働かざるもの食うべからず。リナは仕事を通して たくましく成長していく。
( “また みんなに会えた” )
寝そべりながら 読み聞かせを聞く彼女達には、どんな景色が見えているのだろうか?
きっと素敵な景色に違いない。
また会えるといいね。
ps.我が家の子供達に人気の本、モンスターホテル。こちらも柏葉幸子さんが書かれた本だった。モンスターホテル、可愛くて不思議で素敵な世界。 大好きだ。